★ 私たちが目指すもの
「2040年には、高齢者の約3.3人に1人が認知症になる(予備軍含む)」──この予測を知ったとき、「本当にそうなるしかないのだろうか?」と疑問を抱きました。日々の生活のあり方次第で、未来はきっと変わるはずです。しかし、現実には、高齢の方々が自分らしく活躍できる場所はまだ少なく、高齢者施設も必ずしも楽しい場とは限りません。私たち自身の実体験を通して、それを痛感してきました。
近年、よく耳にするようになった「ウェルビーイング(幸福の実感)」という言葉。私たちは、それをこう考えます。いくつになっても夢や目標をもち、ドキドキ・ワクワクしながら過ごす毎日。そのために自分で考え、行動し、役割や居場所を見つけながら生き生きと暮らす。そんなシニアの方が増えていくことこそが、「本当のウェルビーイング」であり、健康寿命の延伸にもつながると、私たちは信じています。
この思いをカタチにするため、2025年5月、私たちは「一般社団法人シニア元気プロジェクト」を立ち上げました。私たちが目指すのは、シニア一人ひとりが心の充足感を得ながら、社会とのつながりの中で役割や生きがいを実感できる「場」をつくること。その先にある、笑顔あふれるウェルビーイングな人生の実現をサポートしていきます。

代表理事
桒島 伸子
【こぼれ話】 私たち3人の始まり

理事 長谷川 豪

理事 竹内 将人
始まりは、コロナ禍でした。イベントもお祭りも、何もかもが中止になり、子どもも大人も笑顔を失いかけていたあの頃。「このままではいけない。何とか地域のみんなに元気を届けたい。」そう思って企画したのが、たった10分間の「花火大会」でした。
「3密」を避け、工夫に工夫を重ねて実現したその花火大会は、夜空に大輪の花を咲かせ、多くの人の心に火を灯しました。この花火大会をきっかけに、私たちは「清水東地区まちづくり協議会」を立ち上げ、地域の仲間と一緒に「スカイランタンフェス」や「オータムフェスタ」を企画・運営してきました。
それぞれのイベントの裏側には、いつも「地域を想う気持ち」があります。そして、それが私たち3人の原点でもあります。
「誰かの役に立ちたい」「いくつになっても輝きたい」「地域をもっと元気にしたい」──そんな思いが重なり合って、シニア元気プロジェクトは生まれました。
法人名 | 一般社団法人シニア元気プロジェクト |
住 所 | 〒910-3608 福井県福井市三留町14-8-2 |
設 立 | 令和7年5月13日 |
代表理事 | 桒島 伸子 |
理 事 | 長谷川 豪 竹内 将人 |
事業内容 | フレイル予防に関するイベントの企画・運営事業 フレイル予防に関するセミナー・講座・ワークショップの企画・運営事業 シニアによる企画イベントのサポート事業 シニアの見守りサービス事業 シニアの居場所としての飲食店経営事業 |
決 算 | 3月 |
取引銀行 | 福井銀行(0147) 種池支店(144) |
活動拠点 | 福井市きらら館など |
■ 1. 私たちの想い(理念・ビジョン)
年齢を重ねることが、楽しみになる社会へ。
私たち「シニア元気プロジェクト」は、シニア世代が心身ともに元気に、自分らしく社会とつながり続けられる未来を目指して活動しています。運動・学び・表現・地域参加の機会を通じて、「健康」「生きがい」「仲間づくり」を応援します。
■ 2. 活動内容
① シニアによる企画・運営イベント
私たちの活動の中心は、シニア自身が企画・運営するイベントです。「やってもらう」から「自分たちでやる」へ──。主体的な活動を通じて、生きがいと役割を感じることができます。
- きらきら朝市:野菜・手作り品・おしゃべりも楽しめる“地域の縁側”
- 頭の運動会:記憶・反応・ひらめき勝負!笑いあり真剣勝負ありの脳トレ競技会
- 研修旅行:地域資源を訪ねながら、学びと交流を深める日帰りまたは1泊旅行
- 一般参加型ウォーキング大会:地域住民と共に歩き、つながるオープンイベント
② 表現の場づくり(自分らしさを発信)
年齢を重ねても、「魅せる」「発信する」ことで自信が生まれます。自己表現の場を通じて、自己肯定感と社会とのつながりを育みます。
- シニア・ファッションショー:「いくつになっても主役!」を体現する晴れの舞台
- いきいき文化祭:作品展示・発表・演奏など、多彩な才能が輝く年1回の大イベント
③ 学びと実践の講座
身体・生活・心の健康を総合的に支える実用的な講座も展開。受講するだけでなく、将来は“教える側”としても関われる仕組みを目指します。
- ウォーキング教室:正しい歩き方・姿勢・継続のコツを学びながら実践
- エンディングノート講座:これからの人生を前向きに見つめる時間
- その他:スマホ教室、口腔ケア、介護予防体操など随時開催